平成11年3月9日
ダイオキシン類コアサンプリング調査(年代別ダイオキシン類測定)の実施について
1.調査目的
海域等の底質を柱状に採取し(コアサンプリング)、層ごと(年代ごと)のダイオキシン類等の濃度を測定することにより、汚染の経年的変化を把握する。
2.調査地点
以下の4地点で調査を行う予定。
- 東京湾
- 水島沖
- 霞ヶ浦
- 榛名湖
また、既存の調査結果を利用するため、大阪湾などの底質調査も実施する。
3.調査方法
(1) | サンプル採取調査地点において、柱状底質サンプルをアクリルパイプを用いて採取する(潜水作業による)。また、地域における汚染の分布を把握するため、底質の表層についても複数の 地点から採取する。 |
(2) | 年代の推定柱状底質サンプルを層状にカットし、各層ごとに含水比を測定しサンプルの不均一性(堆積物の逆転や消失がないか)をチェックした上で、鉛210(210P b)法による年代測定に供し、各層が堆積した年代を特定する。 |
(3) | ダイオキシン類等の分析各層ごとにダイオキシン類等の濃度を測定し、経年的な変化を明らかにする。 |
4.調査予定
サンプリング時期は、3月上旬から下旬を予定。(ただし、天候などにより調査日が変更することがあり得る。)
調査結果については、解析後、公表する。
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室長 上田 博三(内6340)
補佐 牧谷 邦昭(内6341)