平成11年10月18日
平成11年度「ぜん息児水泳フェスティバル」の実施について
環境庁・公害健康被害補償予防協会(公健協会)は、来る10月24日(日)、葛飾区において「ぜん息児水泳フェスティバル」を開催する。
本フェスティバルは大気汚染の影響による健康被害の予防事業の一環として、ぜん息児が一堂に会しタイムレースやゲームを通して交流を深めることにより、健康回復への意欲の高揚を図りぜん息に対する水泳訓練の有効性を普及・啓発することを目的とするものである。
○開催概要本フェスティバルは大気汚染の影響による健康被害の予防事業の一環として、ぜん息児が一堂に会しタイムレースやゲームを通して交流を深めることにより、健康回復への意欲の高揚を図りぜん息に対する水泳訓練の有効性を普及・啓発することを目的とするものである。
1 日 時 | 平成11年10月24日(日) 12:00〜15:00 |
2 場 所 | 葛飾区総合スポーツセンター 温水プール 葛飾区高砂1丁目2番地1号 電話03-3695-9911 |
3 主催等 |
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(1)主 催 | 環境庁、公健協会 |
(2)共 催 | 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、 江東区、品川区、大田区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、 板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区(19区) |
(3)後 援 | (財)日本水泳連盟 |
4 参加者(予定) | 約200名 共催地方公共団体が実施している「ぜん息児のための水泳教室」等に参加している児童 |
5 プログラム |
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(1)12:00〜 | 開会式 主催者等紹介、開会挨拶(環境庁環境保健部長・葛飾区長) 木下麻美選手による開会宣言、参加児童による選手宣誓 |
(2)12:25〜 | ぜん息児によるタイムレース ぜん息児によるゲーム 水中玉入れゲーム等 デモンストレーション 木下麻美選手による模範泳法の披露 |
(3)14:20〜 | 閉会式 総評、記録証等の贈呈 |
(4)14:30〜 | 記念撮影 |
(参考1)
○参加水泳選手のプロフィール |
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名 前 |
きのした あさみ 木下 麻美 中学校2年生 |
所 属 | 世田谷スイミングスクール |
主な記録 | ○1999年度ジュニアオリンピック(13−14歳代) 100m平泳ぎ 優勝 タイム 1分11秒82 |
(参考2)
○1 水泳訓練の有効性について
ぜん息児にとって、継続的な運動は、基礎体力や心肺機能を高め、発作を軽減するなど体力面で効果があるとともに、体を動かす楽しさを与えたり、苦しさに耐えて運動能力を高めるといった克己心を育むなど心理面にも効果がある。
このような心身の鍛錬を行うための運動として、水泳、縄跳び、ジョギング、その他各種スポーツが対象となるが、このうち水泳は、重力の影響が少なく、また、全身運動であり、心肺機能を効果的に高めるのみならず、発作が起こりにくく、ぜん息児の行う運動として特に適している。
こうしたことから、健康被害予防事業の機能訓練事業の一つである水泳教室は、予防事業対象地域の大部分で実施されており、平成11年度は47の対象地域のうち40地域で実施されている。
(注)水泳訓練がぜん息発作を起こしにくい理由
(1) 温度、湿度の高い環境で行うこと。
(2) 呼吸が規則正しく行われること。
(3) ほこりの少ない環境であること。
○2 水泳教室の開催状況
年 度 | 4年度 | 5年度 | 6年度 | 7年度 | 8年度 | 9年度 | 10年度 | 11年度 (予定) |
実施自治体 | 38 | 40 | 40 | 41 | 41 | 41 | 41 | 40 |
開催延日数 | 636 | 708 | 904 | 1,007 | 1,040 | 1,030 | 1,121 | 1,123 |
参加延人数 | 17,123 | 19,744 | 25,317 | 28,691 | 29,862 | 33,583 | 33,324 | 44,359 |
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境保健部保健企画課
課 長 :南川 秀樹 (6310)
調 整 官 :塚本 忠之 (6336)
担 当 :鈴木 誠 (6316)
特殊法人公害健康被害補償予防協会基金事業部
代表 3586-6041
部 長 :阿部 晶 (300)
課 長 :桑田 信男 (320)