水銀に関する水俣条約外交会議及び準備会合の開催について(お知らせ)
本年10月7日(月)から11日(金)に、熊本県熊本市及び水俣市において水銀に関する水俣条約外交会議及び準備会合が開催されます。同会議においては、同条約の採択・署名が行われる予定です。
1.経緯と会議の趣旨
平成21(2009)年2月に開催された国連環境計画(UNEP)第25回管理理事会における合意に基づき、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するため、平成22(2010)年より平成25(2013)年にかけて5回の政府間交渉委員会(INC)が開催されました。
我が国はこれまで、水銀汚染による健康被害や環境破壊を引き起こした水俣病の経験を踏まえ、世界各国における水銀汚染対策を進めるべきとの立場から、積極的に議論に参加してきました。
本年1月にジュネーブ(スイス)で開催されたINC5において、条約条文案が合意されるとともに、条約の名称を「水銀に関する水俣条約」(Minamata Convention on Mercury)とすることが決定され、また条約の採択・署名のための外交会議を熊本市及び水俣市において開催することが発表されました。
以上を踏まえ、UNEPは、本年10月7日(月)から11日(金)に、熊本県熊本市及び水俣市において、水銀に関する水俣条約外交会議及び準備会合を開催します。準備会合においては、暫定期間における途上国支援等を含む決議案の内容等について議論が行われるとともに、外交会議では、同条約の採択・署名が行われる予定です。
2.外交会議及び準備会合等の概要
(1)会議日程等
平成25年 | 10月7日(月)〜8日(火) | 準備会合(熊本市) |
10月9日(水) | 開会記念式典(水俣市)、水俣現地視察 | |
10月10日(木)〜11日(金) | 外交会議(熊本市) |
(2)会議文書等
議題、会議文書等は以下のウェブサイトから入手可能です。http://www.unep.org/hazardoussubstances/MinamataConvention/DiplomaticConference/tabid/105832/Default.aspx
(3)出席者
会議には、各国の政府代表(閣僚級参加者を含む)の他、事前に登録された国際機関、NGO等が出席する見込みです。
我が国からは、外交会議議長を石原環境大臣が務める他、外務省、農林水産省、経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席する予定です。
3.水銀に関する水俣条約の概要
水銀に関する水俣条約の概要及びこれまでの交渉の経緯等については、以下のURLをご参照ください。
(水銀に関する国際的な取組:http://www.env.go.jp/chemi/tmms/)
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8261)
課長 :牧谷 邦昭(内:6350)
課長補佐:大井 通愽(内:6353)
担当 :和田 直樹(内:6356)