平成23年1月31日
地球環境

第4回カーボン・オフセットEXPO(in東京)及びカーボン・オフセットモデル事業報告会の開催について(お知らせ)

  • 環境省では、低炭素社会の構築に向けて、市民、企業、NPO、自治体等が主体的に温室効果ガスの排出削減を進めていくことができる取組であるカーボン・オフセット※の信頼性の確保と普及に努めているところです。
  • 平成20年11月には、国内の温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボン・オフセットに用いる信頼性の高いクレジットとして認証するオフセット・クレジット(J-VER)制度を創設し、これまで約40,000t-CO2のクレジットを発行しています。
  • 今般カーボン・オフセット及びJ-VER制度の普及促進のため、カーボン・オフセットに取り組む事業者とJ-VERプロジェクト事業者の交流の場として、第4回目となる「カーボン・オフセットEXPO」を開催致します。
  • また、併催行事として、カーボン・オフセットモデル事業報告会を開催致します。環境省では、カーボン・オフセットの取組の更なる普及を目指して、平成20年度からモデル事業を実施しております。今年度は、カーボン・オフセットのモデル実施計画を公募し10件を採択、有識者検討会を開催しながら事業を実施してきました。今般、これらの実施結果がまとまりましたので、その内容を報告するものです。
カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができない温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについてその排出量を見積り、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという取組です。

1.日時

2011年3月14日(月)

カーボン・オフセット EXPO
11:00〜17:00
カーボン・オフセットモデル事業報告会
11:30〜15:35(途中休憩60分)

2.場所

東京国際フォーラム 展示ホール2

会場内には2つの講演ステージを設けており、カーボン・オフセットEXPO出展者による講演、及びカーボン・オフセットモデル事業報告会を同時開催致します。

〒100-0005
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
TEL(03)5221-9000(代表)
http://www.t-i-forum.co.jp/function/map/index.html

3.内容

【カーボン・オフセットEXPO】(11:00〜17:00)

 カーボン・オフセットの取組に関する講演、J-VER創出に取り組む事業者やCSRへの活用等カーボン・オフセットに取組む事業者の事例等をご紹介するブースでの個別説明・相談が行われます。

プログラム(予定)

○講演
 J-VER創出に取り組む事業者やプロバイダー等より各取組について発表します。
○ブース展示・相談会
 J-VER創出に取り組む事業者やカーボン・オフセットに取り組む事業者がブースを設置し、取組みを直接説明します。詳細が確定次第、下記ページに掲載いたします。

【カーボン・オフセットモデル事業報告会】(11:30〜15:35)途中休憩60分

 本年度採択された10事業者の事例について取組み事業者より報告及び審査委員からのコメント発表がございます。

カーボン・オフセットモデル事業報告一覧
事業者名事業概要
株式会社イトーキ 製品ライフサイクル全体のCO2排出量をオフセットし、カーボン・オフセット付ファニチャとして、全国の販売網を通じて、オフィスワーカーに広くPRする。
株式会社スーパーホテル 自社ホームページで宿泊予約をしたお客様の電気・ガス・水道使用から出るCO2排出量をオフセットするとともに、カーボン・オフセット・エコ泊の認知向上・行動促進に務める。
住友スリーエム株式会社 住友スリーエムが販売する内装用フィルム材料(3M TMダイノックTMフィルム、木や石、金属などのパターンが印刷された粘着剤付きフィルムシート)のカーボン・オフセット。
住友商事マシネックス株式会社 空調用フィルターの製造、及び同フィルターの洗浄・再生工程にて排出されるCO2を全量オフセットする。
大成建設株式会社 カーボン・オフセット社会の実現のために、企業が自らの排出権と合わせて、社員個人の排出権(購入費用は最終的に各個人が負担)を一括購入する試みを実施。平成22年度カーボン・オフセットモデル事業を通じて、社内外に当該取組を紹介する。
インフォコム株式会社
帝人株式会社
帝人(株)松山事業所の企業宣伝用看板の消費電力を松山グリーン電力と内子町J-VER(仮)でオフセット。帝人少年サッカースクールで使用するユニフォームを内子町J-VER(仮)でオフセットするとともに、スクール所属の小中学生を対象とした環境体験企画を実施。
日本通運株式会社 国際航空貨物に関わる国内輸送と国際輸送において排出されるCO2を見える化し、顧客の希望に応じて京都クレジット(CER)を三菱UFJリース株式会社より調達し、オフセットを行う。
南アルプス市役所 カーボン・オフセットトマトの販売。
店頭販売によるカーボン・オフセット制度の啓発。
株式会社ローソン ナチュラルローソン取扱商品を通じて、環境問題についての啓発キャンペーンを推進するとともに、懸賞WEBサイトにより、キャンペーン参加者にカーボン・オフセットの機会を提供する。
横浜市 APEC横浜の開催期間中(2010年11月7〜14日)の会議場(パシフィコ横浜)と会議場周辺のホテルでの電力・ガス・水などの使用に伴うCO2排出量について、カーボン・オフセットする。

4.申込方法

【参加申込について】

 参加を希望される方は、3月8日(火)までに下記の申し込み用HPからご登録をお願いいたします。また当日は申込完了後にメール配信する参加票をご持参ください。
 ご来場にあたっては、環境負担低減のため、なるべく公共交通機関をご利用ください。また、検討会開催に伴い、会場の電力、関係者・参加者の交通から排出されるCO2をオフセットするため、交通手段及び最寄り駅の登録にご協力お願いします。

申込〆切:
2011年3月8日(火)
応募者多数の場合は、参加者を調整させて頂く場合がございます。参加をお断りする場合は、前日までに事務局からメールにて御連絡致します。
○参加申込用HP
http://www.j-cof.org/temporary/offset_expo_201103.html

5.お問い合わせ窓口

取材に関するお問い合わせ

 マスコミ関係者の取材希望はこちらへ御連絡下さい。

カーボン・オフセットEXPO 開催事務局

担当:金丸・松藤・野地
TEL:03-5472-0144
E-mail:offset@oecc.or.jp

当日会場内開催イベント全般において、マスコミ関係の方でカメラ撮影を御希望の方は、社団法人海外環境協力センター内カーボン・オフセットEXPO 開催事務局まで御連絡ください。

ご来場に関するお問い合わせ

申込方法及びカーボン・オフセットEXPOについては→

カーボン・オフセットEXPO 開催事務局

担当:金丸・松藤・野地
TEL:03-5472-0144
E-mail:offset@oecc.or.jp

カーボン・オフセットモデル事業報告会については→

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

担当:竹田・小沼
TEL:03-6711-1243
FAX:03-6711-1289
E-mail:offset@murc.jp

6.個人情報の取扱いについて

 本イベントの申込受付は、環境省より委託を受け社団法人海外環境協力センター内カーボン・オフセットEXPO開催事務局が担当しております。参加希望者の情報は、当社団及び環境省が当イベントの参加受付の整理の目的に限り利用します。個人情報の取り扱いに関するお問い合わせは、offset@oecc.or.jpまでご連絡ください。

7.参考

 カーボン・オフセット及びオフセット・クレジット(J-VER)制度については、下記のWEBサイトをご覧ください。

環境省
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html
カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)
http://www.j-cof.org/index.html
気候変動対策認証センター
http://www.4cj.org/jver.html
カーボン・オフセットモデル事業計画設計調査の採択について
(平成22年8月9日記者発表)
(http://www.env.go.jp/press/12820.html)
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8354
室長:上田 康治(6737)
室長補佐:塚本 愛子(6785)
担当:橋本 大輔(6796)