平成22年10月1日
自然環境

小笠原諸島世界自然遺産候補地地域連絡会議の開催等について(お知らせ)

 平成22年1月に世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出した「小笠原諸島」については、7月に世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)の専門家による調査が実施されました。この結果を受けて、IUCNから我が国に対し、小笠原諸島の推薦に関する追加情報の提出要請の書簡が送付されました。そのため、10月15日に小笠原諸島世界自然遺産候補地地域連絡会議を開催し、この書簡への対応方針について協議することとしていますのでお知らせします。

1.これまでの経緯とIUCN書簡の送付

 我が国は、平成22年1月に、「小笠原諸島」を世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出しました。
 平成22年7月1日から15日にかけて、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)のアジア地域事務所のピーター・シェイディ氏とナオミ・ドーク氏が来日し、推薦地の現地調査を実施しました。
 この現地調査の結果を踏まえ、平成22年9月14日に、小笠原諸島の推薦に関する追加情報の提出要請について、IUCN本部(スイス)から外務省ユネスコ代表部大使宛に書簡が送付されました(別紙1「書簡」及び別紙2「書簡仮訳」参照)。
 これらの意見や要請に対して、地元の利害関係者と調整した上で回答をとりまとめるために、次のとおり10月15日に小笠原諸島世界自然遺産候補地地域連絡会議を開催し、この書簡への対応方針について協議することとしています。

2.小笠原諸島世界自然遺産候補地地域連絡会議

●日時:
平成22年10月15日(金)(16時50分〜18時15分)
●場所:
父島地域福祉センター2階会議室(東京都小笠原村父島奥村)
●主な議題:
IUCN視察後の対応について ほか
●その他:
会議は公開で開催されます。

3.今後の予定

環境省、林野庁、文化庁、東京都及び小笠原村では、地域連絡会議の結果を踏まえて、IUCN書簡への回答を作成します。
IUCN書簡への回答は11月中旬を目途に送付する予定です。
IUCNでは、今回追加で提出する情報も含めて小笠原諸島の推薦について評価を行い、平成23年5月中旬を目途に、評価報告書をとりまとめる予定です。
この評価報告書をもとに、平成23年6月下旬にバーレーンで開催される予定の第35回世界遺産委員会において、小笠原諸島の世界遺産一覧表への記載について審議される予定です。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
直通:03-5521-8274
代表:03-3581-3351
課長:星野 一昭(内線6430)
課長補佐:奥山 正樹(内線6435)
担当:羽井佐 幸宏(内線6477)