令和2年7月30日
水・土壌

平成30年度海洋環境モニタリング調査結果について

 環境省は、海洋環境モニタリング調査計画(8年程度で日本周辺海域を一巡)に基づき、毎年度海洋環境モニタリング調査を実施しています。本調査は、日本周辺海域の調査地点における底質・海洋生物(生体濃度)の状況、生物群集等について調査することにより、海洋環境の状況を把握することを目的としています。
 今般、海洋環境モニタリング調査検討会での検討結果を踏まえ、平成30年度の調査結果について、以下のとおり取りまとめました。

 平成30年度は、陸域起源の汚染を対象とした調査として、東京湾から沖合にのびるB測線において、底質調査、生物群集調査を実施(調査日:平成30年10月26日~10月28日)するとともに、親潮域、黒潮域、東シナ海域及び日本海域の4海域において海洋生物(生体濃度)調査を実施しました。

 B測線の底質調査については、全体として過去の調査と概ね同程度の値でした。生物群集調査については、いずれの測点においても海洋環境が悪化している状況は認められませんでした。

 親潮域、黒潮域、東シナ海域及び日本海域の4海域において実施した生体濃度調査については、一部において高い濃度が見られたものの、全体として過去の調査と同程度の値を示しており、特段の汚染の進行は認められませんでした。

添付資料

連絡先

環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8304
  • 室長山下 信(内線 6530)
  • 室長補佐斎藤 美紀子(内線 6620)
  • 室長補佐堀野上 貴章(内線 6962)