令和元年6月17日
大臣官房

2019年度グリーンボンド発行モデル創出事業に係るモデル発行事例の選定について

 平成31年3月4日(月)から令和2年1月24日(金)まで募集しております、2019年度グリーンボンド発行モデル創出事業に係るモデル発行事例につきまして、厳正な審査の結果、1件を選定し、グリーンボンドガイドラインとの適合性の確認の手続に入りましたので、お知らせします。

1.事業の概要

 環境省では、地球温暖化対策や自然資本の劣化の防止に資するグリーンプロジェクトに民間資金を導入するための有効なツールの一つである「グリーンボンド」を国内でさらに普及させることを目的とし、平成29年3月に「グリーンボンドガイドライン2017年版」(以下「ガイドライン」という。)を策定・公表しました。

 本事業は、ガイドラインに適合し、かつ、モデル性を有すると考えられるグリーンボンドの発行事例の情報発信等を行う事業です。

 今般、2019年度グリーンボンド発行モデル創出事業に係るモデル発行事例として、厳正な審査の結果、1件を選定しました。現在、本事例におけるグリーンボンドの発行のフレームワークについて、環境省及び請負事業者がガイドライン適合性の確認を行っているところであり、確認結果につきましては、改めて公表する予定です。

 2019年度の本事業に係るガイドライン適合性確認業務については、イー・アンド・イーソリューションズ株式会社が請負事業者として、株式会社日本格付研究所との協力体制の下で履行することとしております。

 なお、2019年度グリーンボンド発行モデル創出事業では、2事例程度モデル発行事例を選定する予定としており、今後も引き続き応募を受け付けております。

2.審査の結果

 別紙に記載の委員で構成される審査委員会にて厳正な審査を行った結果、グリーンボンドの発行のフレームワークについてガイドライン適合性の確認を行うモデル発行事例として、芙蓉総合リース株式会社が発行を予定しているグリーンボンドを選定しました。

(留意事項)

 ガイドライン及び本事業は、グリーンボンドのグリーン性にのみ焦点を当てており、債券としてのリスクについては整理の対象とはしておりません。また、個別のグリーンボンド又はその他の有価証券に係る投資判断や財務に係る助言を構成するものではなく、個別のグリーンボンド又はその他の有価証券の取得、売却、保有等を推奨するものではありません。

 個別のグリーンボンド又はその他の有価証券についての投資判断は、各投資家の自己責任の下に行われることを前提としております。環境省は、本事業により発信された情報の利用等に起因し、又は関連して発生する全ての損害、損失又は費用について、いかなる者に対しても何ら責任を負うものではありません。

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境経済課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8240
  • 課長西村 治彦(内線 6260)
  • 課長補佐永田 綾(内線 6251)
  • 担当楢原 数磨(内線 6293)
  • 担当大野 友貴(内線 6259)