平成21年1月15日
大気環境

平成20年度「みどり香るまちづくり」企画コンテストの選考結果及び表彰式の開催について(お知らせ)

 まちづくりに「かおり」の要素を取り込むことで良好なかおり環境を創出しようとする地域の取組を支援することを目指し、「かおりの樹木・草花」を用いた「みどり香るまちづくり」企画コンテストを実施しました。
 この度、厳正な審査により選出された受賞企画に対し、斉藤鉄夫環境大臣出席の下で※表彰式を行う予定です。
※国会等の状況により出席できない場合があります。

1.「みどり香るまちづくり」企画コンテスト選考結果

 平成20年度感覚環境のまちづくり検討会第2回かおり環境部会(座長:岩崎好陽)において、厳正な審査により、以下の4点を選出しました。(それぞれの企画の概要については別添参照)

環境大臣賞

企画名:
緑あふれ花かおりただようコミュニティパークづくり
企画者:
南種子町(鹿児島県)
企画場所:
宇宙ヶ丘公園(鹿児島県南種子町)
副賞:
企画で用いた樹木等 約600本
評価点:
 (独)薬用植物資源研究センター種子島研究部の協力を得て、絶滅危惧種であるタカクマムラサキの保護・増殖に努めるとともに、宇宙ヶ丘公園に素敵な香りを漂わせることで魅力ある空間を創造し、住民に憩いの場を提供する。

におい・かおり環境協会賞

企画名:
稚内市中央地区「香りゃんせ通り」コミュニティガーデンづくり
企画者:
稚内市歴史・まち研究会(北海道稚内市)/北海道職業能力開発大学校(北海道小樽市)
企画場所:
稚内市中央地区
副賞:
企画で用いた樹木等 約1240本
評価点:
 緑の少ない稚内市街地中心部と宗谷丘陵との融合を図るため、丘陵にはエゾヤマザクラ、市街地にはラベンダー等を植栽することで「香り」をテーマとした散策路で結びつけ、香り・まち歩きを楽しむ空間をつくる。公共用地も含め、個人では活用できない土地を「香りづくり」、「緑化による景観づくり」、「まちの活性化」、そしてそれらを喚起する「人づくり」として複合的に展開することにより、企業や行政の社会的使命と市民のコミュニティガーデンづくりを達成させる。

日本アロマ環境協会賞

企画名:
自分たちの出した生ごみが生まれ変わる。「ハーブのかほりを楽しむ街を目指して」
企画者:
橋南まちづくり委員会(長野県飯田市)
企画場所:
飯田市内の市道植栽帯(中央分離帯)600m(長野県飯田市)
副賞:
企画で用いた樹木 約2000本
評価点:
 生ごみの分別収集を通じて得られた堆肥を活用し、既存のキンモクセイとサツキとの調和を図りつつ、美しく、香りも楽しめ、クラフトなどの利用価値もあるラベンダーを植える。平成13年にかおり風景100選の一つとして選定されたりんご並木と交差する全長600m幅22mの通りの中央分離帯の街路樹の足もとにラベンダーを植えることで街をラベンダー色と香りで包み、中心市街地の活性化につなげる。

入賞

企画名:
風薫る通学・通園路
企画者:
学校法人スコーレ(岩手県盛岡市)/小岩井農牧株式会社(岩手県雫石町)
企画場所:
スコーレ北側歩道沿い(岩手県盛岡市)
副賞:
企画で用いた樹木等 約299本
評価点:
 地域に愛される学校づくりの一環として、盛岡市が提唱している「花と緑のガーデン都市づくり」に参加し、校内緑化用地の一画を地域の環境改善や生活空間の豊かさの創出のために提供する。ニッコウヒバなどの「香り」を持ち込み、散策が楽しくなる街路を提供することで、「香りによるまちづくり」を提案する。

2.「みどり香るまちづくり」企画コンテスト表彰式の開催について

(1)開催日時
平成21年1月19日(月)16:00〜16:45
(2)場所
八重洲富士屋ホテル(東京都中央区八重洲2−9−1)桜の間(2階)
(3)主催者等
主催:環境省
共催:(社)におい・かおり環境協会 (社)日本アロマ環境協会
協力:(社)日本植木協会
(4)取材問い合わせ先
 取材を希望される報道関係者の方は、別紙「取材申込書」にてお申し込み下さい。
 (平成21年1月16日(金) 17時必着)
 当日の受付方法等について担当者より連絡させていただきます。
 なお、表彰式の取材に当たっては、腕章を装着していただくか、身分証明書を携帯していただくとともに、担当者の指示に従って下さいますようお願いします。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室
直通:03-5521-8299
代表:03-3581-3351
室長:志々目 友博(6540)
担当:鈴木、古川(6542)