「脱炭素化と持続可能な開発に向けた都市に関する日中韓共同研究に関する第1回研究会合」の開催について
1.会合の概要
本共同研究は日本・中国・韓国の各国の都市をモデルケースとし、事例の共有及び各国研究機関のシナリオ研究等を通じて、長期的な視点での脱炭素都市構築に向けた、長期戦略及びロードマップの検討、作成を行うものです。2016年に開催されたCOP22において、日中韓3大臣の参加のもと、脱炭素都市実現のための共同研究の検討開始が合意されたことを受け、2018年6月の第 20 回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)において都市を対象とした共同研究が正式に位置づけられました。
第1回研究会合においては、各国が脱炭素都市の構築に向けて特徴的な取組を行っている都市及び自治体の中から研究対象都市を選定し、政策担当者、研究者、自治体担当者が、脱炭素都市に向けた取組の現状、最新の研究成果等を議論します。
(1)日程・場所
10月16日、於:北京
(2)主催
中国国家気候変動戦略・国際協力センター(NCSC)、地球環境戦略研究機関(IGES)、韓国環境研究所(KEI)、韓国グリーン技術センター(GTCK)
(3)研究対象都市
1)日本
・長野県:長期目標(2050年度)を含む「環境エネルギー戦略」を策定。
・横浜市:長期目標(2050年度)を含む「地球温暖化対策実行計画」を策定。
・富山市:長期目標(2050年度)を含む「環境モデル都市行動計画」を策定。「環境モデル都市」「環境未来都市」「SDGs未来都市」等に指定されており、コンパクトシティ政策を実践。
2)中国
・武漢市:国家低炭素モデル都市。武漢市炭素排出ピークアウト・アクション・プラン(2017年-2022年)」を策定。
・深セン:国家低炭素モデル都市。「深セン市低炭素発展中長期計画(2011年-2020年)」を策定。
・湛江市:国家低炭素モデル都市。「湛江市低炭素生態都市建設計画(2015年-2025年)」を策定。
3)韓国
・ソウル:「ソウル型低炭素マスタープラン:2030年グリーン・デザインソウル」を発表。
・光州広域市:「2030年光州広域市温室効果ガス削減ロードマップ」を検討中。
・水原市:「低炭素グリーン・ヒューマンシティ水原」計画を発表。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際地球温暖化対策担当参事官室
直通 03-5521-8330
代表 03-3581-3351
参事官 小川眞佐子(内線6772)
主査 寺岡裕介(内線6774)