平成29年10月31日
地球環境

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共催による「気候資金へのアクセスのためのプロジェクト提案書作成を通じた再生可能エネルギー導入支援研修」の実施結果について

 環境省及び国際再生可能エネルギー機関(以下、IRENAという)は、平成29年10月23日から27日に、東京、神戸市及び淡路市において、「気候資金へのアクセスのためのプロジェクト提案書作成を通じた再生可能エネルギー導入支援研修」を実施しました。
 本研修は、途上国において再生可能エネルギーを普及させる上で必要な能力を構築することを目的に、気候資金へのアクセスのためのプロジェクト提案書作成に焦点を当てて実施しました。研修では、再生可能エネルギー導入に関する我が国の政策、制度、事例等を紹介するとともに、淡路島を訪問し、再生可能エネルギー施設を視察しました。参加者は、実際のプロジェクト提案書作成を想定した実践的な演習を通じ、プロジェクト形成に伴う資金アクセスについての理解を深めました。

1.研修概要

日程 平成29年10月23日(月)~27日(金)

主催(順不同) 環境省、国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency: IRENA)

実施場所 環境省、外務省、ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市)及び淡路島

参加者 フィジー、モルディブ、パラオ、サモア及びモザンビークの行政官11名、 IRENA事務局1名、研修講師等(環境省、経済産業省、外務省、GCF事務局等)11名、関係者、事務局等13名 計36名

2.結果概要

  • 環境省及び経済産業省から、日本の再生可能エネルギーに対する政策・制度の概要、導入事例等を紹介しました。外務省では、日本のエネルギー分野の国際支援について参加者との意見交換を実施しました。

  • IRENA及び研修講師から、再生可能エネルギー導入に利用可能なツール及び資金について講義しました。また、GCF事務局からは、気候資金の特徴や仕組みについても講義がありました。

  • 再生可能エネルギーに係る先進的な取組の効果や課題について理解を深めるため、淡路島を訪問し、再生可能エネルギー施設(太陽光、風力)を視察しました。

  • 参加者は、実際のプロジェクト提案書作成のための実践的な演習を通じ、プロジェクト形成に伴う資金アクセスについての理解を深めました。

【参考】

国際再生可能エネルギー機関(IRENA):

2010年に設立された、再生可能エネルギーの普及及び促進を目的とした国際機関。我が国は設立当初から理事国に選出され、特に再生可能エネルギーの開発途上国における展開を支援している。現在152か国及びEUが加盟し、本部をアブダビ(アラブ首長国連邦)に置く。

【関連記事】

平成29年2月16日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共催による「第2回アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」の実施結果について

http://www.env.go.jp/press/103622.html

平成28年2月22日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共催による「アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」の開催結果について(お知らせ)

http://www.env.go.jp/press/102131.html

連絡先
環境省地球環境局国際連携課
代表  03-3581-3351
直通  03-5521-8243、8248
課長     福島 健彦(内線 6760)
課長補佐   田中 英二(内線 7760)
担当     井上 彩子(内線 6767)