平成28年3月28日
再生循環

平成26年度容器包装リサイクル法に基づく市町村の分別収集及び再商品化の実績について(お知らせ)

「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(平成7年法律第112号。以下「容器包装リサイクル法」という。)に基づく市町村における平成26年度の分別収集及び再商品化の実績を取りまとめました。

1.分別収集及び再商品化の対象となる容器包装廃棄物

市町村は、容器包装リサイクル法に基づき分別収集計画を定めることとなっており、分別収集計画の対象となる容器包装廃棄物は、以下のうちから市町村が選択できることとなっている。

[1]無色のガラス製容器

[2]茶色のガラス製容器

[3]その他の色のガラス製容器

[4]紙製容器包装([9]及び[10]を除く。以下同じ。)

[5]ペットボトル

[6]ペットボトル以外のプラスチック製容器包装

[7]スチール製容器

[8]アルミ製容器

[9]段ボール製容器

[10]飲料用紙製容器

2.実施状況

(1)分別収集実績について

全市町村に対する分別収集実施市町村の割合は、ガラス製容器、ペットボトル、スチール製容器、アルミ製容器の4品目が前年度に引き続き9割を超えた(図表1及び図表4)。また、全市町村に対する分別収集実施市町村の割合を人口カバー率でみると、ほぼ前年同であった(図表1)。

分別収集量は、対前年度比で、その他の色のガラス製容器が1%増、プラスチック製容器包装が前年同であるが、無色のガラス製容器が2%減、アルミ製容器が2%減、ペットボトルが3%減、茶色のガラス製容器が4%減、段ボール製容器が4%減、飲料用紙製容器が5%減、スチール製容器が8%減、紙製容器包装が9%減となっている(図表2)。

(2)再商品化実績について

市町村において分別収集され、再商品化計画に基づき再商品化事業者に引き取られた量(再商品化量)は、その他の色のガラス製容器が対前年度比で2%増となっている(図表3)。

また、市町村の分別収集量に対する再商品化量の割合(再商品化率)は、アルミ製容器が98.0%、段ボール製容器が99.2%と高く、容器包装リサイクルの全体では95.9%となっている(参考1)。

各月ごとの各品目の再商品化量については参考2を参照。

(3)ペットボトルの販売量と分別収集量の推移について

ペットボトルの販売量(指定ペットボトル販売量)は25年度が579千トン、26年度が569千トン(PETボトルリサイクル推進協議会調べ)となっている。販売量に対する市町村分別収集量の比率(市町村回収率)は、25年度が52.1%、26年度が51.4%となっており、前年度と比べて0.7%減少した(参考3)。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通:03-5501-3153
代表:03-3581-3351
室長 田中 良典(内線6831)
室長補佐:矢野 克典(内線6823)
担当 西本 満裕(内線6854)