"国連生物多様性の10 年"の普及啓発を目指す「生物多様性アクション大賞 2015」大賞の決定について
授賞式では、優秀賞である5つの部門賞(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)の受賞者によるプレゼンテーションを行い、その中から、たべよう部門・特定非営利活動法人 加茂女(京都府木津川市)の「竹を食べて放置竹林をなくす」が大賞に決定しましたので、お知らせいたします。
【大賞】
「竹を食べて放置竹林をなくす」
※たべよう部門で「優秀賞」を受賞
特定非営利活動法人加茂女(京都府木津川市)
放置竹林整備をしているボランティアグループ。切っても切っても生えてくる竹に業を煮やし「竹を食べて放置竹林を無くそう」を合言葉に食品開発に取り組んでいる。
吉田正人 審査委員長(筑波大学教授)のコメント
活動歴28年。主婦が中心となって、これだけ長く継続して活動するのは非常に大変なことです。アルミ缶リサイクルの活動から始まり、京都を代表する竹林が放置され、ゴミ捨て場となっている問題に取り組み、放置竹林を食べて解決しよう、という発想が素晴らしい。竹のレシピは京都の名物のお焼きにも広がりました。そこから更に踏み込んで、竹林整備やピザ釜作りにはお父さんや子どもなど、たくさんの人を巻き込みながら活動を続けている点も高く評価しました。
大賞を受賞した「加茂女」と吉田審査委員長(右) 各賞の受賞者全員による記念撮影
※各優秀賞・各特別賞の結果についてはこちらからご覧いただけます。
「生物多様性アクション大賞」特設ページ
URL: http://5actions.jp/award/result.html
2 「生物多様性アクション大賞2015」について
■募集期間:2015年6月5日(金)〜8月31日(月)
■応募総数:135
■大賞発表・授賞式:2015年12月11日(金)
■概要:
「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)では、国民一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることができるよう「MY行動宣言 5つのアクション」(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)を広く呼びかけています。
「生物多様性アクション大賞」は、全国各地で行われている5つのアクションに取り組む団体・個人を表彰し、積極的な広報を行うことにより、生物多様性の主流化に貢献するもので、2013年度に創設、2014年度よりUNDB-Jと一般財団法人セブン-イレブン記念財団との共催で実施しています。
■応募対象・取組:
生物多様性の保全や持続可能な利用に取り組む団体・個人を対象に、下記部門ごとの取り組みを募集しました。
《たべよう》
地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。
《ふれよう》
生の自然を体験し、動物園・植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。
《つたえよう》
自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
《まもろう》
生き物や自然、人や文化との「つながり」を守るため、地域や全国の活動に参加します。
《えらぼう》
エコマークなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。
■主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
■共催:一般財団法人セブン-イレブン記念財団
■協賛:前田建設工業株式会社、セキスイハイム
■特別協力:公益社団法人国土緑化推進機構、経団連自然保護協議会
■協力:富士フイルム株式会社
■後援:朝日新聞社、共同通信社、日本経済新聞社、毎日新聞社
■事務局:一般社団法人 CEPA ジャパン
■審査委員:
吉田正人(筑波大学教授) ※審査委員長
足立直樹(株式会社レスポンスアビリティ)
小野弘人(セブン-イレブン記念財団)
梶谷辰哉(国土緑化推進機構)
川廷昌弘(CEPAジャパン)
坂田昌子(UNDB市民ネット)
道家哲平(日本自然保護協会)
星野智子(環境パートナーシップ会議)
堀上勝(環境省)
3 本件に関する問い合わせ先
(一般の方)
生物多様性アクション大賞事務局 担当:木村
Tel: 03-5256-6770
E-mail: award@cepajapan.org
(報道関係の方)
生物多様性アクション大賞 広報事務局 (サンカルパ内)担当:梶原
E-mail: press@cepajapan.org
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代 表:03-3581-3351
直 通:03-5521-9108
室 長:堀上 勝 (内:6661)
室長補佐:岡野 隆宏 (内:6481)
担 当:笠岡 真衣 (内:6664)