平成27年3月10日
地球環境

アジア・リーダーシップ・プログラム(ALP)2015の開催結果について(お知らせ)

日本国環境省(環境省)とアジア開発銀行(ADB)は、3月2日(月)~7日(土)にかけて、東京都内のアジア開発銀行研究所(ADBI)にて、「アジア・リーダーシップ・プログラム(ALP)2015」を開催いたしました。同プログラムでは、アジア・太平洋地域の国から大臣級及び局長級の方々を日本に招聘し、持続可能な開発及び気候変動分野において、優れたリーダーの見識・経験を共有することにより、当該分野における政策課題を解決していくことを目的として、政策・金融・技術の3点に焦点を当てた議論を行いました。

1.経緯

 ALPは、ADBが平成25年(2013年)より毎年主催している持続可能な開発と気候変動に関するリーダーシップ・プログラム。第1回は平成25年2月にインド国ニューデリー、第2回は平成26年(2014年)4月に韓国ソウルで開催。第3回のALP2015は、環境省が共催機関として、日本(東京都内のADBI)で初めて開催された。また、3月3日は川崎市及び横浜市、3月4日は北九州市への現地視察を実施した。

2.日時

 平成27年3月2日(月)~7日(土)

※ 3月2日~3日を大臣級向けのエグゼクティブ・プログラム(3月4日の北九州市視察は選択)、3月4日~7日を局長級向けのシニア・プログラムとして開催。

3.場所

 ADBI(東京都内)、川崎市、横浜市、北九州市、他

4.主な出席者

 アジア・太平洋地域の環境、エネルギー、インフラ、交通、財務等の分野から、大臣級約15名、局長級約30名

5.主な内容

(1) エグゼクティブ・プログラム

 3月2日は、ADBIにおいて、持続可能な開発及び気候変動分野をテーマに、政策・金融・技術に焦点を当てた基調講演やパネルディスカッションが実施されるとともに、リーダーシップに関する議論を実施。3月3日は、川崎市及び横浜市への現地視察を実施し、我が国における技術開発の歴史及び我が国が持つ最先端技術の紹介を行った。また、地方自治体における持続可能な開発及び気候変動に関する取り組みの紹介が行われた。

(2) シニア・プログラム

 3月4日は、北九州市を訪問し、「エネルギー」、「交通」、「都市」に分かれた各グループのテーマに沿った現地視察を実施。3月5日以降は、東京において、グループごとにケース・スタディやディスカッション、関連施設の見学を行った。最終日の3月7日には、それまでの視察やディスカッションから習得したことに基づき、各グループから習得内容の共有と今後の自国への活用に関するプレゼンテーションを実施した。

連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力室
室長  :木野  修宏(内線:6765)
室長補佐:山我  哲平(内線:6764)
担当  :北井上 礼樹(内線:6767)