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中環審第47号
平成14年7月11日

環境大臣
  大 木  浩  殿

中央環境審議会会長
 森 嶌 昭 夫

環境基本計画の進捗状況の点検結果について(報告)

 環境基本計画の第4部「計画の効果的実施」の第5節「計画の進捗状況の点検及び見直し」の規定に基づき、当審議会は、平成12年12月の環境基本計画改正後の施策の進捗状況等を点検し、今後の政策の方向について、別添のとおり結論を得たので報告する。

 点検に当たっては、環境基本計画に掲げられた11の戦略的プログラムのうち、[1]地球温暖化対策の推進、[2]物質循環の確保と循環型社会の形成に向けた取組、[3]化学物質対策の推進、[4]生物多様性の保全のための取組、[5]環境教育・環境学習の推進の5項目を取り上げ、これらを中心に審議を行った。
 
 また、点検に当たっては、国の施策の進捗状況のみならず、環境基本計画に沿って、国民、事業者、地方公共団体の社会を構成する各主体が行っている取組について調査するとともに、国民各界各層に対する公開のヒアリング、郵便・FAX等による意見の受付を行った。

 本年は、持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット)の開催される重要な年であり、政府においては、本報告を踏まえ、環境保全の取組を一層推進することを強く期待する。