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環境基本計画の進捗状況の第2回点検結果について
-中央環境審議会報告-

 中央環境審議会は、平成15年11月18日、環境基本計画(平成12年12月閣議決定)の施策の進捗状況の第2回点検結果を取りまとめた。同月26日、森嶌中央環境審議会会長から環境大臣に点検結果が報告され、12月2日には閣議報告された。
 また、環境問題の解決には、あらゆる主体の参加が不可欠であることから、森嶌会長から国民・事業者・民間団体へのアピールを行った。
1.環境基本計画の進捗状況の点検の趣旨
 環境基本計画の着実な実行を確保するため、毎年、中央環境審議会が国民各界各層の意見も聴きながら、環境基本計画に基づく施策の進捗状況を点検し、その後の政策の方向性について政府に報告するもので、これまでに第一次環境基本計画の下で3回、第二次基本計画の下で1回行われている。
2.点検方法の概要
 今回の点検は、第二次環境基本計画が平成12年12月に閣議決定されてから、2回目の点検となる。第二次環境基本計画では、11の重点分野を戦略的プログラムとして定めており、今回の点検では、このうち、[1]地球温暖化対策の推進、[2]環境への負荷の少ない交通に向けた取組、[3]環境保全上健全な水循環の確保に向けた取組、[4]生物多様性の保全のための取組、[5]社会経済の環境配慮のための仕組みの構築に向けた取組の5項目を取り上げ、これらを中心に審議を行った。
 また、国の施策の進捗状況のみならず、環境基本計画に沿って国民(成人)、子供、民間団体の社会を構成する各主体が行っている取組についてアンケート調査をするとともに、国民各界各層に対する公開のヒアリング(名古屋高松水戸)を行った。
3.点検報告書の概要
(1)全般的事項
[1] 環境情報、環境保全活動に関する行動への参加等について、アンケート・地方ヒアリング等に基づき点検を行った。
[2] 各府省が定める環境配慮の方針等について、各府省の自主的点検に基づき、点検を行った。

(2)各論
 環境基本計画に掲げられた11の戦略的プログラムのうち、下記の5分野を重点点検項目として、点検を行った。
[1]地球温暖化対策の推進
[2]環境への負荷の少ない交通に向けた取組
[3]環境保全上健全な水循環の確保に向けた取組
[4]生物多様性の保全のための取組
[5]社会経済の環境配慮のための仕組みの構築に向けた取組
4.点検報告書への対応
 政府としては、今回の点検報告書を閣議において報告するとともに、環境保全経費の見積方針の調整に反映させるなど、持続可能な社会の構築に向けて、環境基本計画の一層の推進を図る。
環境基本計画の進捗状況の第2回点検結果について [PDF 146KB]
環境基本計画の点検から ~私たちができること:地球温暖化等の環境問題への取組に参加しましょう~
環境基本計画の点検に係る総合政策部会における審議等の経緯 [PDF 7KB]
本件問い合わせ先

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