取組の要旨

今までは捨てていた未利用エネルギーの有効活用するため、工場の焼却排熱を利用したサーマルリサイクルとして発電（自家消費）と陸上養殖に取り組んでいます。日本海に面している土地を活かし、養殖物の生育を促す適温に保ち、成長に要する期間を短縮し地域資源を守る取り組みとなっています。また、海水を加温する為に使用した温水を、使用後はまたボイラーから工場の焼却炉へと送り出すことで、エネルギーの循環利用を実現しています。

実績の要旨

産業廃棄物処理業としては初のJクレジット認証を取得している他、養殖事業をスタートした当時は養殖に関する知識や経験もままならない状況でしたが、現在では4種の海産物を養殖しており、中でもキジハタは販路開拓や商品開発へつなげるなど大きな成果に繋がりました。また、近隣の漁業関係各所との連携により農林水産業を目指す学生の職業体験の受入も定期的に実施している事など、産官学連携の一面も実現しました。