1 河川等の浄化対策
河川の浄化対策として、主として自己流量の少ない汚濁河川に大河川等から浄化用水を導入し、流況を改善する浄化用導入事業、汚濁の著しい河川水を礫間接触酸化方式等により直接浄化する事業及び河床に堆積した有機物質を多く含んだ底質をしゅんせつし、悪臭等の汚濁源の減少を図る汚泥しゅんせつ事業等の浄化事業を事業費83億2,600万円(直轄42億6,400万円、補助40億6,200万円)で77地区(直轄20河川、補助57地区)について河川環境整備事業(河川浄化事業)として実施する。
また、平常時の流量の少ない都市内の河川に清流を復活させるため、他河川からの導水、下水処理水の活用等による水量の確保と河川空間の整備を併せて行う「都市清流復活モデル事業」を実施するとともに河川浄化事業と併せて、河川内に新低水路を整備し、流水の適切な保全を図る「流水保全水路整備事業」を実施する。
このほか、河川の流況改善等については、建設省所管のダム建設事業として、新たに、浄化用水等環境用水の確保を図る水環境対策ダム事業等11事業を加えて合計301事業を実施し、積極的に流況の改善を図る。