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第2節 

5 国におけるその他の研究及び研究の助成

 通商産業省においては、新エネルギー技術研究開発(通称サンシャイン計画)及び省エネルギー技術研究開発(通商ムーンライト計画)により環境保全関係の研究開発を行った。また、大型工業技術研究開発制度により、バイオテクノロジー及び膜分離技術を応用した研究開発である水総合再生利用システム(アクアルネッサンス'90計画)を実施した。
 さらに、民間企業等の行う重要な環境保全・安全対策技術の研究開発に対して、産業活性化等技術研究開発費補助金により、62年度においては、計2件の助成を行った。
 運輸省においては、東京湾、伊勢湾及び瀬戸内海において、海水汚染機構を把握するための調査及び底質浄化に関する調査を実施した。
 建設省においては、総合技術開発プロジェクトの課題として、バイオテクノロジーを活用した新排水処理システムの開発を実施した。
 国立大学においては、環境保全等に関連する幅広い基礎的研究を推進するとともに、環境保全等に関連する業務に携わる人材の養成も行った。また、科学研究費補助金「環境科学特別研究」及び「重点領域研究<人間−環境系の変化と制御
」(62年度予算額7億8,000万円、課題数99件)により、環境に関する基礎研究を推進するとともに、一般研究等の研究種目においてもこれら研究の推進を図った。

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