1 土壌汚染の現況
特定有害物質による農用地の土壌汚染の実態を把握するため、昭和46年度から、汚染のおそれのある地域を対象に、農用地土壌汚染防止対策細密調査(細密調査)を実施しており、61年度においては、カドミウムに係る調査を9都府県12地域759haについて、銅に係る調査を3府県3地域28haについて、また、砒素に係る調査を3府県3地域28haについて実施した。
この結果対策地域の指定要件に該当するものが検出された地域(基準値以上検出地域)は、カドミウム2地域(うち新規1地域)であり、61年度までの基準値以上検出地域の累計は、128地域7,030haとなった。