1 振動の現況
振動は、各種公害のなかで騒音と並んで日常生活に関係の深い問題である。苦情件数は昭和54年度以降57年度までは減少の傾向を示していたが、ここ5年間は横ばい状態で61年度は3,058件となっている。 その内訳をみると、工場・事業場振動、建設作業振動に係る件数が全体の約8割を占めており、苦情原因として依然大きな割合を占めている(第2-6-1図)。