1 土壌汚染の現況
特定有害物質による農用地の土壌汚染の実態を把握するため、昭和46年度から、汚染のおそれのある地域を対象に、農用地土壌汚染防止対策細密調査(細密調査)を実施しており、60年においては、カドミウムに係る調査を11都府県15地域、1,036haについて、銅に係る調査を3府県3地域、40haについて、また、砒素に係る調査を2府県2地域、26haについて実施した。
この結果対策地域の指定要件に該当するものが検出された地域(基準値以上検出地域)は、カドミウム4地域、銅1地域、砒素1地域(砒素のみ新規地域)であり、60年度までの基準値以上検出地域の累計は、127地域7,030haとなった。