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第3節 

7 水銀、PCBによる汚染底質除去対策

 水銀による底質汚染については、48年度から行ってきた調査の結果、暫定除去基準を超え除去等の対策を講じる必要がある水域は全国で42水域であった。このうち38水域は61年7月末現在で対策を終了しており、対策を実施中の水域は大江川(名古屋市)、水俣湾(熊本県)当の4水域である。なお、この他に自然的な要因と思われる底質の汚染が1水域で確認されている。
 PCBによる底質汚染については、47年度から行ってきた調査の結果、除去等の対策を講じる必要がある水域は全国で78水域であった。このうち70水域は61年7月末現在で対策を終了しており、対策を実施中の水域は大江川(名古屋市)等の2水域である。また、その他の長崎港(長崎市)、佐世保港(佐世保市)等の6水域についても底質の除去等の対策の検討が進められている。

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