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第10節 

1 広報活動

(1) 一般広報
 関係機関の協力によるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等各種媒体を通じての広報活動や、広報誌「かんきょう」の配布、環境庁製作の広報映画の貸出等を通じて環境保全の重要性について広く国民に訴え意識の高揚を図った。また、報道機関に対しては、記者会見や資料配布等による発表などを通じ情報提供を行った。
(2) 環境週間の実施
 昭和47年6月のストックホルムにおける国連人間環境会議を記念して設けられた6月5日の「世界環境デー」を初日とする「環境週間」においては、環境保全に功労のあった人等の表彰や有識者による講演会等を内容とした「環境週間のつどい」及び環境保全をテーマとした展示会等の各種行事を実施するとともに、地方公共団体等に対しても関連行事の実施を呼びかけ、環境問題に対する国民意識の一層の啓発を図った。また、地方公共団体の協力を得て、33都道府県の福祉施設等133か所において2万2,000本の植樹を行い、緑化思想の普及に努めた。
(3) 「環境美化行動の日」の設定の呼びかけ
 60年度においては、各地で行われている環境美化運動を全国的に普及し盛り上げていくため、環境庁と厚生省が中心となり、「環境美化行動の日」の設定を各地方公共団体に呼びかけた。

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