4 新幹線鉄道騒音・振動対策等
新幹線鉄道の騒音・振動を軽減するため、発生源対策及び技術開発等を計画的に実施する。
東海道及び山陽新幹線においては、これまでの技術開発の成果のうち実用化の目途の立った新型防音壁等の各種対策を実施することにより、騒音レベルを75ホン以下とすべく、当面、住宅密集地域が連続する地域について、工事を行う。
これと併せて、東海道及び山陽新幹線において実施中の、騒音レベルが75ホンを超える区域に所在する住宅及び振動レベルが70デシベルを越える区域に所在する住宅に対する防音及び防振工事助成等を完了するよう努める。また、東北及び上越新幹線については、騒音レベルが75ホンを超える区域に所在する住宅及び70ホンを越える区域に所在する学校、病院等の防音工事助成を実施する。
なお、環境基準の達成に向け技術開発をさらに進めるが、併せて沿線土地利用の適正化が図られる必要がある。
在来鉄道騒音・振動については、環境庁において鉄道騒音振動指針等検討調査を進める。