3 保安林

　保安林の指定面積は、昭和59年度末現在で841万haであり、国土の保全、水資源のかん養、自然環境の保全・形成、保健休養の場の提供等の森林の有する公益的機能を高度に発揮させるため、保安林整備計画に基づき保安林の指定及び機能が低下している保安林について所期の機能を確保するための特定保安林の指定を行うとともに、保安林の適正な維持管理に努めた。
　特に、公衆の保健及び風致の保存を目的とする保健保安林及び風致保安林は約52万haであり、適正な配備を図るとともに、生活環境保安林の整備を実施し、森林の買入れ(4か所)に助成するとともに、林相改良等の森林整備(95か所)を実施したほか、保健保安林の基盤整備の一環として、施設整備(36か所)を行った。