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第2節 

2 工業用水の汚濁

 工業用水はその淡水補給水量の内、67%を地表水、伏流水といった河川水(うち約半分は工業用水道)に依存しており、原料用、製品処理用、洗浄用等様々の用途に使用されるため、河川水の水質汚濁により影響を受ける場合がある。
 工業用水道事業では、一般に薬品沈澱による水質処理を行っているが、河川水の汚濁物質による処理汚泥の発生が問題となっている。なお、浄水場を持たず原水のままで供給している工業用水道事業もあり、河川水の水質汚濁の防止が望まれている。

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