緑化推進連絡会議においては、関係行政機関相互の緊密な連絡を図り、総合的かつ効率的な緑化施策を推進するとともに、「緑化推進運動の実施方針」(58年4月緑化推進連絡会議決定)及び「緑豊かな地域社会づくりに向けて」(60年1月緑化推進連絡会議決定)に基づき、次のような緑化施策の実施により、緑化運動の一層の展開と定着化を図ることとしている。
? 「小鳥がさえずる森づくり」運動を推進するため、普及啓蒙活動等を実施するとともに、ゴルファーによる緑化協力金運動を推進する。
? 花と緑の都市モデル地区整備事業を、12都市(うち60年度新規6都市)において実施するほか、水緑都市モデル地区整備事業を引き続き5都市において実施する。
? 学校環境緑化促進事業を引き続き実施する。
? 「緑と花で結ぶむらとまち」運動を推進するため都市住民等国民各層の参加による森林づくりを促進するふれあいの森林(もり)整備対策、都市近郊の森林を保全・整備するための技術開発を行う都市近郊緑化推進モデル事業、全国植樹祭等の開催、みんなの森造成事業、みどりの少年団の育成、緑化技術の開発を行うモデル緑化パイロット事業、緑化木の需給に関する情報の収集と提供等に対し引き続き助成を行うほか、都市住民を中心に森林浴等森林の多面的な利活用を促進し、都市活力を導入して森林・林業の振興と山村の活性化を図る森林多目的利活用促進対策事業に対し、新たに助成する。
また、緑化強調期間等を設定し、緑化活動や緑の羽根募金運動等を積極的に展開するほか、国際森林年にちなむ行事、宣伝等により森林の重要さの啓もうを図る。
? 工場敷地の緑化の推進のため、工場立地法に基づく指導、通商産業大臣表彰、日本開発銀行等からの融資等を引き続き実施する。また、グリーンマーク制度においても引き続き実施する。
? 春季における都市緑化推進運動(4月〜6月)、都市緑化月間(10月)等を引き続き実施するほか神戸市において第3回全国都市緑化フェアを開催する。
また、緑の相談所の整備、(財)都市緑化基金・地方都市緑化基金の拡充等を推進する。
? 都市公園の中に住民等の参加・協力による「まちの森づくり」、「ふるさとの森づくり」を推進するほか「さくらの園」の整備を推進する。