6 公害対策経費
57年度において、地方公共団体が支出した公害対策経費(地方公営企業に係るものを含む。)は、2兆8,368億円(都道府県8,279億円、市町村2兆89億円)となっている。これを前年度の2兆9,045億円(都道府県8,369億円、市町村2兆676億円)と比べると、677億円(都道府県90億円、市町村587億円)2.3%の減となっている。これは公害対策経費の中で最も高い比率を占める下水道整備事業費が1,027億円、5.1%の減となったこと等による(第11-4-12表)。
公害対策経費の内訳をみると、建設事業費が2兆5,505億円で89.9%とその大部分を占め、次いで人件費、監視測定用の機械器具購入費等の経常経費が1,107億円(構成比3.9%)等となっている。
さらに、建設事業費の内訳をみると、下水道整備事業費が1兆8,956億円で公害対策経費の66.8%と最も高い比率を占めており、次いで廃棄物処理施設整備事業費が3,555億円(構成費12.5%)となっている。