前のページ 次のページ

第1節 

1 下水道事業

 我が国の下水道の整備状況は、昭和57年度末総人口普及率が約33%(見込み)と欧米先進諸国に比べ著しく立ち遅れている。
 また、公共用水域の水質については、閉鎖性水域を中心に依然として汚濁の著しい水域が相当程度みられる。
 このため、58年度は第5次下水道整備五箇年計画の第3年度として、総事業費1兆4810億3200万円をもって、公共下水道(継続748か所、新規37か所)、流域下水道(継続78か所、新規4か所)、都市下水路(継続817か所、新規105か所)、特定公共下水道(継続5か所)及び特定環境保全公共下水道(継続76か所、新規10か所)の事業を推進することとしている。
 また、58年度より新たに、湖沼等閉鎖性水域における水質保全対策の一環として、都市下水路に流入する雑排水について、水質の浄化を図る都市下水路雑排水対策モデル事業を実施することとしている。

前のページ 次のページ