4 森林の保全管理
森林の有する多角的機能の確保に資するため、「森林病害虫等防除法」等に基づき森林病害虫等の防除を実施するとともに、必要な助成を行った。
特に、松くい虫については、被害の激甚な状況に対処するため57年3月に改正した「松くい虫被害対策特別措置法」等に基づき、特別防除(薬剤の空中散布)、伐倒駆除、特別伐倒駆除(被害木の破砕、焼却等)等の各種防除及び被害地の樹種転換等を松林の機能、被害の程度により組み合わせて行う総合的な被害対策を実施し、これに必要な助成を行った。
森林の適切な管理については、引き続き、保安林地域のほか、林野火災などの被害が多発するおそれがある森林レクリエ一ション地域等の森林について行う森林の保全巡視及び林野火災予防資機材等の配備について助成した。
また、火災危険期にポスター、バスステッカー、国鉄客車内広告等による林野火災予防思想の啓もう宣伝活動を全国的に実施した。