1 下水道事業
我が国の下水道の整備状況は、近年向上しつつあるが、整備の歴史が浅いことなどから、昭和56年度末総人口普及率が約31%(見込み)と欧米先進諸国に比べ著しく立ち遅れている。また、公共用水域の水質は、総体的には改善の傾向にあるものの、望ましい水質基準に達していない水域も数多く残されている。
このため、57年度は第5次下水道整備五箇年計画の第2年度として、総事業費1兆6,772億2,900万円をもって、公共下水道(継続713か所、新規33か所)、流域下水道(継続70か所、新規4か所)、都市下水路(継続820か所、新規110か所)、特定公共下水道(継続5か所)及び特定環境保全公共下水道(継続74か所、新規10か所)の事業を推進することとしている。