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第2節 

1 振動の現況

 振動は、各種公害のなかで騒音と並んで日常生活に関係の深い問題であるが、昭和55年度中の振動の苦情件数は前年度より減少し、約3,800件となっている。
 その内訳をみると、工場・事業場振動、建設作業振動に係る件数はともに前年度より減少しているが、これらが全体の約8割を占めており、苦情原因として依然大きなものとなっている(第4-2-1表)。
 また、可聴域以下の振動数の空気振動(低周波空気振動)がガラス窓や戸・障子等を振動させたり、人体に影響を及ぼしたりするとして苦情が発生しており、対策が望まれている。

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