8 国立大学等における学術研究
国立大学においては、環境保全等に関連する幅広い基礎的研究を推進するとともに、環境保全等に関する業務に携わる人材の養成も行っている。
55年度は、神戸大学工学研究科環境計画学専攻の増設を行ったほか千葉大学理学部海洋生物環境解析施設及びお茶の水女子大学生活環境研究センターの新設を行うとともに、特別事業費、大型共同研究等経費による基礎研究を前年度に引き続き推進した。
また、科学研究費補助金「環境科学特別研究」において人間の生存のための諸活動と環境との間に生じる諸問題を的確にとらえ、その解決策を探り、新しい調和をもたらそうとする研究の組織的・計画的推進を図るとともに、一般研究等の研究種目における環境保全に関する基礎的研究の推進を図った(第9-2-1表)。