1 振動の現況
振動は、各種公害の中で騒音と並んで日常生活に関係の深い問題であり、昭和54年度中の振動の苦情件数は前年度より減少したが約4、000件となっている。 その内訳をみると、建設作業振動が前年よりも増加し、最も大きい割合となったが、工場・事業場振動は若干減少して第2位の割合となっている(第4-2-1表)。 また、可聴域以下の振動数の空気振動(低周波空気振動)がガラス窓や戸・障子等を振動させたり、人体に影響を及ぼしたりするとして苦情が発生しており、対策が望まれている。