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第2節 

9 国立大学等における学術研究

 国立大学においては、環境保全等に関連する幅広い基礎的研究を推進するとともに、環境保全等に関連する業務に携わる人材の養成も行っている。
 54年度は、愛媛大学大学院農学研究科環境保全学専攻外1専攻の増設を行ったほか横浜国立大学環境科学研究センター、金沢大学理学部附属低レベル放射能実験施設の整備を行うとともに、特別事業費、大型共同研究等経費による基礎研究を前年度に引き続き推進した。
 また、科学研究費補助金「環境科学特別研究」において人間の生存のための諸活動と環境との間に生じる諸問題を的確にとらえ、その解決策を探り、新しい調和をもたらそうとする研究の組織的・計画的推進を図るとともに特定研究「難病の発症機構に関する基礎的研究」の領域の研究の年次的推進及び一般研究等の研究種目における環境保全に関する基礎的研究の推進を図った(第9-2-1表)。

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