3 一般海域の環境整備対策

　54年度は、既に建造した油回収船、清掃船及びごみ・油回収船を用い、運輸省の直轄事業として引き続き事業費1,408百万円をもって、東京湾、伊勢湾、大阪湾及び瀬戸内海における浮遊油の回収及び浮遊ごみの清掃の事業を実施することとしている。
　また、事業費1,010百万円をもって、東京湾の清掃船1隻及び瀬戸内海のごみ・油回収船1隻を建造するとともに、54年度から2か年計画で瀬戸内海の調査観測船2隻の建造に着手する計画である。このほか、海底に堆積している汚泥が水域環境改善のための大きな障害となっていることにかんがみ、東京湾、伊勢湾及び瀬戸内海において堆積している有機汚泥に関する調査を前年度に引き続き実施する計画である。
　特に、瀬戸内海においては、海洋環境整備パイロット事業の推進を図るため、新たに実施設計調査を行うこととしている。