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第4節 

1 環境測定分析精度向上対策

 汚染物質等による測定分析について精度を確保し、環境及び発生源の状況を的確には握することは、公害防止施策の基礎となる極めて重要な課題である。
 環境庁においては、環境測定分析精度の向上に資するために前年度に引き続き次の施策を実施する。
(1) 環境測定分析技術の向上及び精度管理のための方策についての学識経験者等による検討
(2) 環境測定分析精度管理マニュアルの作成
(3) 地方公共団体の試験研究機関及び関連民間分析機関を対象とした統一精度管理調査の実施
 通商産業省においては、次のような施策を講ずることとしている。
(1) 濃度、騒音レベル等の計量証明の事業を行う者に対する指導および取締りの強化
(2) 自動計測器の使用基準及び標準物質のJIS化の検討
(3) 標準物質系の整備、拡充及び信頼性のある標準物質の使用の普及
(4) 国の試験研究機関による標準資料の精度調査及び指導
(5) 濃度計の検定制度の拡充並びに振動計の検定制度の開始

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