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第1節 

1 自然環境保全調査の充実

 自然環境保全調査は、我が国の自然環境の状況を総合的、化学的には握するため、「自然環境保全法」第5条に基づいておおむね5年ごとに実施されるもので、一般に「緑の国勢調査」と呼ばれている。
 第1回の調査は昭和48年度に実施されたが、53年度に予定されている第2回調査においては、第1回の成果を踏まえ、なお一層総合的かつ詳細に複雑多様な自然環境を全国的には握するため、調査項目、調査手法等について更に充実することとしている。このため52年度においては、51年度に引き続き、検討会において植生、動物、土地、陸水域、海域及び生態の6部門について調査手法の検討、調査要綱の策定等を行い、53年度調査の万全を期すこととしている。

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