1 休養施設の整備等

　自然環境のなかにおける野外レクリエーションに対する需要は、今後ますます増大するものと予想されるので、引き続き国民宿舎、国民休暇村等各種休養施設の整備を図る。
(1)　国民宿舎
　気軽にしかも安心して利用できる国民宿舎を、49年度においても適正配置を考慮しながら自然環境の良好な適地を選定して、更に増設を図るとともに既設宿舎の増改築等内容の充実を図る。
(2)　国民休暇村
　国立公園及び国定公園のなかにおける野外レクリエーション施設を総合的に整備した国民休暇村に対する需要は、今後更に増加するものと予想されるので、49年度においても引き続き既設の国民休暇村の施設整備を進めるとともに全国的配置及び地理的条件等を勘案して新たに国民休暇村を指定し、その建設に着手する。
(3)　国民保養センター
　国民保養センターは主として地域住民の手近な日帰りレクリエーションのための休養施設として親しまれ活用されているが、49年度においても適地を選んで更に設置を図る。
(4)　国民休養地
　都道府県立自然公園等自然環境が良好に保持された交通の便のよい地区について各種の野外レクリエーション施設を取り入れた国民休養地の整備を進める。
(5)　自然に親しむ運動等
　自然公園をはじめ自然環境の場における適正な利用と自然保護思想の啓もうを図るため、「自然に親しむ運動」(7月21日〜8月20日)を全国的に実施するほか、国立公園の利用中心地区において、各種野外レクリエーションの実施指導並びに自然解説等自然環境の適正利用の推進を図る。
　また、自然公園の保護と適正な利用について指導するため、自然公園指導員を増員し、自然公園の年間を通じた適正な利用の指導と自然の保護に努める。