前のページ 次のページ

第4節 

2 発生源

 発生源別に大別すれば、工場振動、建設振動および交通振動の3つである。
 工場振動は、コンプレッサー、圧延機械、鍛造機械、プレス機械、シャーリングマシン、合成樹脂加工機械等の工場機械から発生する。
 建設工事の施工に伴って発生する振動の発生源のおもなものは、基礎くい打ち作業、土留くい打ち作業、矢板の打抜作業、地盤改良工事、重車両の運行、発破作業、鋼球による解体作業等である。
 交通振動としては、自動車や列車等の交通機関の運行に伴う振動がある。とくに、最近、大型の貨物自動車が夜間でも高速で走り回るため、振動による被害が広域化してきている。振動として独立しての苦情・陳情件数は少ないが、騒音・振動として一括して問題とされてきている場合が多い。

前のページ 次のページ