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第6章 公害防止に関する調査研究と技術開発

 公害防止に関する調査研究と技術開発は、公害防止の具体的施策の前提となる重要なものであり、国としても従来から関係各省庁の試験研究機関を中心として、大学等の協力をも得て鋭意推進しているところである。 
 公害と呼ばれる現象は、その発生原因や影響範囲等がきわめて多種多様であるため、防止技術の研究も、広範な分野の研究協力が必要であり、国としても関係各省庁の研究機関が有機的連けいを保ちつつ総合的に研究が進められるよう図ってきた。
 現在進められている公害防止に関する調査研究と技術開発は、汚染環境の分析測定にかかる技術、公害発生源の防除技術、人体、生活環境、生物環境等に対する影響の解明、環境汚染の実態調査などに大別される。各省庁における調査研究と技術開発の内容は以下のとおりである。

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