第7節 飼養動物の愛護・管理

 動物の愛護及び管理に関する法律の適切かつ着実な運用を図るため、必要となる基準等の改定等を検討します。また、平成18年10月に策定された動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針の普及啓発及びフォローアップを実施します。

 広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるため、その趣旨にふさわしい行事、動物愛護管理功労者の表彰、動物の愛護や適正飼養を啓発するポスターの作成及びそのデザインのコンクール等を動物愛護週間(9月20~26日)に国及び地方公共団体において実施することにより、総合的な普及啓発を図ります。

 飼い主や動物取扱業者に対して動物の適正飼養を周知徹底する必要があることから、都道府県等の動物愛護管理担当職員の知識・技能の向上を図ることを目的とした各種講習会を実施します。また、都道府県等に収容される動物の適正な取扱いを徹底するとともに、譲渡及び返還を積極的に推進します。

 マイクロチップ等による個体識別措置の普及啓発を図るため、獣医師等を対象としたマイクロチップ埋込みのための技術講習会、個体識別データに関するデータベースの運用等を引き続き実施します。

 飼養動物の安全と健康の保持を図るため、動物の特性に応じたペットフードの選定及び与え方の留意点、ペットの異常の見分け方や対処方法等に関するガイドラインを作成し、その普及啓発を行います。



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