第2節 生物多様性を社会に浸透させる取組

 「生物多様性」の国民の認知度は低い状況ですが、自然の恵み豊かな国土を将来世代に引き継いでいくためにも一般の人々が暮らしの中で生物多様性について考えたり、意識したりすることが必要です。

 このため、2010年の我が国でのCOP10開催に向けて「いきものにぎわいプロジェクト」を実施します。このプロジェクトでは、生物多様性の重要性を分かりやすく伝えることや、官民のパートナーシップにより国内各層の取組を推進します。また、国だけでなく、地方公共団体、企業を始めとする事業者、NGO、国民など多様な主体がそれぞれの行動の中に生物多様性の保全と持続可能な利用の取組を内部化したり、これらの主体が連携して活動できるようにしたりする仕組みづくりや、国民が自ら体験・参画することによって実感できる機会づくりも行います。



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