4 油濁損害賠償保障制度の充実
船舶油濁損害賠償保障法は燃料油による油濁損害及び船体撤去に係る費用の最低保険金額を船舶の所有者等の責任の制限に関する法律(以下「船主責任制限法」)を引用して定められています。船主責任制限法は、「1996年の海事債権についての責任に関する条約を改正する1996年の議定書」への加入により最低保険金額が平成18年8月1日より概ね現行の3〜6倍引き上げられることから、現行では対応できない油の海洋汚染損害等に対する補償が充実されることとなります。