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第10節 

4 国際的に高い価値が認められている環境の保全

 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき世界遺産に登録された白神山地及び屋久島の世界自然遺産について、適正な保全を推進します。さらに、平成16年1月に日本で3番目の世界自然遺産として推薦した知床については、17年7月に登録の可否が決定されることから、同地域の自然環境の適正な保全に向けた取組を進めていきます。
 さらに、南極地域の環境保護の促進を図るため、観測、観光、冒険旅行、取材等に対する確認制度を運用し、南極地域の環境保護に関する普及啓発を行うなど、「環境保護に関する南極条約議定書」及びその国内担保法である南極地域の環境の保護に関する法律の適正な施行を推進します。また、南極条約協議国会議で作成交渉が行われている環境損害責任について定めた議定書附属書について、これに対応した国内制度等についての検討を行います。

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