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第2節 

1 水環境に親しむ基盤作り

 全国の河川において、都道府県の環境部局及び国土交通省地方整備局河川関係事務所の指導の下、一般市民の参加を得て、水生生物による水質調査を実施しました。平成15年度の参加者は85,907人となりました。また、16年度は、初めての試みとして、全国の市民団体が実行委員会を組織し、6月6日を中心に、全国のおよそ2,500地点で4,000名を超える市民が、身近な水環境の一斉調査を実施しました。
 子供たちがホタルに関連して取り組んだ水環境保全活動を募集し、優れた活動に対して大臣表彰を行いました。「こどもホタレンジャー」と名付けて今年初めて行われたこの表彰では、島根県の法吉こどもエコクラブの地域を挙げて水環境を保全する活動が評価されて、大臣表彰を受けました。
 水と親しむことのできる貴重な水辺である水浴場について、平成17年度の選定に向けて、従来からの水質や交通の便等に加え、環境教育や水生生物など、より幅広い観点を含めて評価すること等の「基本的な考え方」を検討しました。また、水辺空間再生施設整備事業を実施して、水環境と市民のより良いふれあいを確保するための場を整備しました。


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