3 国際的な取組
環境問題の解決に取り組む上で、国内だけでなく国際的な視野に立って世界と協力していくことが重要です。こうしたことから、環境教育は、国際的な視点からも取り組む必要があります。
ヨハネスブルグサミットで日本が提案した「国連持続可能な開発のための教育の10年」が、平成17年(2005年)から始まりました。持続可能な社会づくりを支えるのは「人」であり、そのための「人づくり」が重要です。環境保全活動のみならず、経済・社会のさまざまな局面において持続可能な社会を構築するために、識字教育、開発教育などさまざまな教育の取組を環境教育とつなげ、より人間らしい生き方のできる持続可能な社会づくりのための「人づくり」に取り組むこととされています。日本は、環境保全のための先進的な技術や、古くから環境と一体となった文化、社会を築いてきた経験を生かして、主導的な役割を果たすことが期待されています。