前のページ 次のページ

第9節 

4 国際的に高い価値が認められている環境の保全

 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき世界遺産に登録された白神山地及び屋久島の世界自然遺産について、適正な保全を推進します。また、開発途上地域の世界遺産登録地等の保護対策のための調査を引き続き実施します。さらに、平成16年1月に日本で3番目の世界自然遺産として推薦した「知床」については、17年6月に登録の可否が決定されることから、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)による現地調査等に積極的に対応します。
 さらに、南極地域の環境保護の促進を図るため、観測や観光等の南極地域活動の環境影響評価、行為者への普及啓発を行うなど、「環境保護に関する南極条約議定書」及びその国内担保法である「南極地域の環境の保護に関する法律」の適正な施行に向けた取組を引き続き推進するとともに、南極地域の環境保護に関する国際的枠組みへの貢献を図るため、本年度設置される南極条約事務局を支援します。

前のページ 次のページ