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第4節 

3 閉鎖性水域の浄化対策

 水質悪化が著しい湖沼においては、底泥からの栄養塩類の溶出等を抑制するため、底泥しゅんせつを実施するとともに、湖沼に流入する汚濁負荷の削減を図るため、流入河川において直接浄化施設の整備を実施しました。琵琶湖では、市街地から流入する雨水に含まれる汚濁負荷の削減を目的として、沈殿施設や植生浄化施設等を有する処理施設を平成15年度に供用を開始しました。港湾及び周辺海域の環境保全では、15年度には港湾公害防止対策事業(有機汚泥等のしゅんせつ等)を東京港等6港で行ったほか、港湾区域外の一般海域における浮遊ごみ・油の回収事業を行いました。
 閉鎖性が強くヘドロの堆積した海域の環境改善を目的として、海域環境創造・自然再生事業(覆砂、干潟や海浜整備)等を瀬戸内海等の3海域及び大阪港等18港において実施しました。また、水産基盤整備事業により、三重県英虞湾の海域環境の改善を図るためしゅんせつを行いました。 

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