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序章 環境革命の時代へ

 便利さや快適さの追求により環境負荷が増加してきました。しかし、技術の進歩などで、生活の質を維持しながら環境負荷を減らす可能性が生まれています。日本の二酸化炭素排出量の中で、産業部門からの排出は引き続き最も大きな割合を占めているものの、産業活動が市場の需要に依存していることに着目すれば、消費者の行動によって、ものやお金の流れを変え、産業活動を変革する可能性があります。こうして、「産業革命」や「IT革命」に続く、いわば「環境革命」が生まれます。
 私たち一人ひとりが、社会経済の主人公として変革へのリーダーシップを発揮することで、時代を大きく変えることができます。

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